423ヤード!!ツアーでこの飛距離は?

PGAツアーでデシャンボーが423ヤードを飛ばす、驚異的なドライバーショットを披露。

 

飛距離423ヤードは385.5mです。但し、キャリーでは345ヤード(314.4m)で、78ヤードはランです。それでも、スポーツで出てくるワンプレーの距離としては、ゴルフの飛距離は飛びぬけています。野球はホームベースからフェンスまでの距離が最も長い球場で、435フィート(132.5m)ですから、それ以上の飛距離は不要です。

 

デジャンボーの423ヤード
デジャンボーの423ヤード

このホールは、パー4:473ヤードですから、残りは僅か40ヤードです。デシャンボーは、この40ヤードをアプローチ+ワンパットとして、このホールでバーディーをとりました。

 

ゴルフの飛距離がどういう要素で決まるかは、複雑です。

道具を使う競技ですから、ボールやドライバーの仕様が関係します。

屋外でおこなう競技なので、風向きもありますし、コースがある場所の高度も関係します。

ランが78ヤードも出ているので、コースの傾斜やフェアウェイの芝の状態なども影響があります。

また、ボールはスピンをかけると揚力が生じるので、トップ選手はそういう打ち方をするようです。

 

PGAツアーのドライビングディスタンスランキングのトップ20選手の平均飛距離は、1995年に278ヤードだったものが、2003年に303ヤードまで大幅に伸びました。その後の10年間はほとんど飛距離が伸びなくなりました。ところが、2013年頃から再び飛距離が伸びる傾向が戻ってきて、2019年は310ヤードとなりました。

 

これに合わせて、トーナメント開催するコースも距離を延ばしています。今回のツアーは米オハイオ州ダブリンのミュアフィールド・ビレッジGC(7456ヤード、パー72)で開催されています。この距離でも、平均的か少し短いくらいです。

 

このままいくと、どこまで大きなコースを作るかという競争になりそうです。長いコースをつくろうとすると、大きなお金もかかりますし、環境負荷が必ずあります。また、あまり、飛距離が長くなると、別な競技になるような気がします。

何かの制限をするなどして、飛距離を抑制することを考える頃のようにも思います。