東京都の適正人口、1200万人か600万人か

「ジップの法則(あるいは、ジフの法則)」というのがあります。

 

Wikipediaをコピペすると、「出現頻度が k 番目に大きい要素が全体に占める割合が 1/k に比例するという経験則。包括的な理論的説明はまだ成功していないものの、様々な現象に適用できることが知られている。この法則に従う確率分布(離散分布)をジップ分布という。ジップ分布はゼータ分布(英語版)の特殊な形である。」

 

都道府県人口と順位(ジップの法則)
都道府県人口と順位(ジップの法則)

日本の47都道府県の人口と順位の関係を示したのが右のグラフです。(平成27年の国勢調査の結果を基にしています。)

 

赤線が順位2位(神奈川県)から9位(福岡県)までの9道府県で成立するジップ分布です。

黄線が順位11位(茨城県)から46位(島根県)までで成立するジップ分布です。

<10位の静岡県はその中間>

ジップ分布から外れているのが、1位の東京都と47位の鳥取県です。

 

もし、1位の東京都の人口が赤線のジップ分布に従うなら、約1200万人になります。

平成27年の東京都の人口は1350万人でしたので、10%強超過しています。

尚、このジップ分布を47都道府県を適用した場合の日本の総人口は1億4200万人です。

平成27年の日本の人口は1億2700万人でしたから、12%ほど人口が増えます。

 

同様に黄線のジップ分布を適用すると、東京都の人口は600万人、大阪府は490万人・・になります。日本の総人口は8900万人です。総人口が30%減ることになります。

 

いずれにしても、東京都の人口が不自然に多いというのは確かだと思います。

今後の人口減少社会を考えれば、黄線のジップ分布で示されるような日本が、心地よくて住みやすいような気がしています。

日本の人口8900万人で、東京都の人口600万人です。いかがでしょうか?