ヒューマン+(プラス)の時代が来た

アメリカの失業率が15%くらいと、とんでもないことになっています。

 

世界が人手不足の時代から、一気に人余りへと転換しています。もちろん、日本でも新型コロナ騒動による景気減退で、大手企業のリストラ計画が新聞紙上を賑わせ始めました。これから求められるのは、単なる人ではなく”人+科学技術”という、”ヒューマン+”ということになりそうです。

 

アトム
アトム

変な言い方ですが、もう単なる”人”では価値が乏しいのかも知れません。”科学技術を自然に身にまとった人”でなければ、生き残れないような気がしてきました。

 

中小企業の古い経営者には、ニコポンでうまく立ち回って会社を大きくした人もいます。しかし、新型コロナ騒動から派生した「新しい生活様式」では、ニコもポンもできません。

人間力とか人を見る目とか、ましてや包容力とか愛情とか、役に立たないような世の中です。

 

俺には腕に覚えがあると言っても、よほどの伝統工芸品ででもなければ、機械が置き換えてくれそうです。勘が働くとか、決断力があるとかも、AIのほうが、よほど確かな判断をしそうです。

 

そうなると、人間力だけでは通用しないのだろうと思います。自分のうえに科学技術を身にまとうことが必要なんだと思います。科学(自然科学)の法則とその合理性を完全に身に着けたうえで、技術を縦横に使うことが大事です。

 

もちろん、電子ツールをうまく使いこなすという意味ではありません。スマホの検索がいくらうまくても、もちろんゲームが強くても、思ったほどには人の役には立たないでしょう。

確かにスマホで調べればわかる情報を全て頭に入れることはできませんし、オンラインゲームが優れたコミュニケーションツールであることは確かです。

しかし、人が見にまとうべきテクノロジーは、また少し違うのかも知れません。そして、そのテクノロジーも人が一人一人違うのように、たった一つの個性があるのだと思います。