新型コロナ(日本)、史上最悪の風評被害事件

史上最悪の根拠データは不詳ですが、未来の歴史の教科書にこう載るような気がします。

 

風評被害事件というのはしばしば起こります。O-157への汚染による食中毒が発生すると報道されてカイワレ大根が売れなくなったり、雪印大阪工場の食中毒事件で北海道の牛乳が売れなくなったり、テレビ局が所沢の野菜はダイオキシン濃度が高いと間違った報道をしてほうれん草などが売れなくなったりしました。

 

ほうれん草
ほうれん草

現在も福島原発事故では、多くの人々が風評被害に悩まされています。福島の現在・現場・現実が安全であることは、少なくとも科学的には間違いがありません。

 

「風評被害・定義」で検索してみました。

『風評被害とは、ある事件・事故・環境汚染・災害が大々的に報

道されることによって、本来「安全」とされる食品・商品・土地を人々が危険視し、消費や観光をやめることによって引き起こされる経済的被害』とあります。

 

ここで、ちょっと興味深いことは「風評被害」というのは、本当の意味でその問題に関心があり、心配をしている人が引き起こすのではないということです。

1月から100日経ってもはしゃいでいるマスコミの人や、専門家と称するコメンテーターや、専門家会議の学者さんは、自分たちは損失を被ることがないと考えているから、大々的に不確実な情報(デマ)を流すことができます。

実は、専門家はこの感染症による人の健康や生命には興味があまりないのです。「感染拡大防止」とは言いますが「感染症から健康を守る」とは言いません。

 

さらに、「風評被害」が怖いのは、実際の被害に対して復興までの時間が非常に長くなることです。例えば、大地震で被害が出ても、道路や橋や観光資源を復旧させたとします。しかし、風評被害が解消されて観光客が戻るには、長い時間が必要です。

 

「風評被害」を防ぐには、マスコミや専門家が正確な情報、詳細な情報を伝えることが第一に必要です。未だに、PCR検査陽性者を感染者と偽り続ける理由を教えて欲しいです。

正確で詳細な情報を基にすれば、安全(あるいは危険)の範囲について、許容できる範囲を社会が合意すること可能です。

 

たいへん残念なのですが、人の致死率は100%です。必ず人は死にます。

逆にたいへん幸運なことに、人は1回しか死にません。

仮に肺炎という死因がこの世界から無くなっても、人の寿命は約半年しか延びません。新型コロナウイルス感染症が、日本人の寿命に大きな影響を与えるほどの脅威とは思えません。

新型コロナウイルスは、日本人が普通の生活習慣のなかで、当たり前の体力と免疫力を持っていれば、恐れるようなものでは全く無いというデータだけが積みあがっています。

 

人は幸福に生活することを求めます。単に生物学的に生きているだけでなく、健康で文化的な生活を営むことが望みです。生活習慣を整え、体力と免疫力を高めて、健康寿命を延ばすことのほうがよくないですか?人工呼吸器につながれて生きていても仕方ないと思うのです。

 

ニュースはレアケースを取り上げるから面白いのです。一方で、科学的評価ではレアケースを異常として排除するから正確になるのです。報道と科学は本来相容れないものです。

日本政府が「緊急事態宣言による報道規制」ができればいいですね。

報道は正確で科学的な事実のみを引用文献を明示のうえで詳細に伝える。嘘やデマ情報、出典が明らかでない情報は流すことは禁止して罰則を与える。また、主として情緒に訴える情報を流すことは禁止する。といったことでしょう。