新型コロナを機会に、従業員のスキルアップ訓練をする

オリンピックも延期となり、会社の休業が長期化するところもでてきそうです。

 

こういう機会に従業員の教育訓練をおこなって、スキルアップをはかっておくことは価値があります。その際に、雇用調整助成金の教育訓練加算を利用することが考えられます。雇用調整助成金は授業員を休業させた場合に賃金等の2/3(上限1日1人:8,330円)を国が助成する制度です。休業中に教育訓練をすると、1,200円が加算されます。

 

教育
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新型コロナウイルスの感染拡大に伴う雇用情勢の急速且つ深刻な悪化に対して、雇用調整助成金は拡充されて使いやすくなっています。

主な特例は次の2つです。

① 継続雇用期間が6か月未満の新規学卒採用者も助成対象となります。

② 過去1年以内に雇用調整助成金を受給したことがあっても、改めて上限(100日)の支給が可能です。

 

この雇用調整助成金に教育訓練加算があります。

従業員数が一定程度ある事業者さんでは、この教育訓練制度を利用することはお奨めです。

 

特にお奨めするのは、事業所内でおこなう教育訓練です。雇用調整で休業する場合に、従業員は自宅にいることになりますが、人によって・地域によっては出掛ける場所もなくて暇を持て余すかも知れません。事業所に出勤して、仕事に関わることを勉強するというのは精神衛生上もいいです。

 

教育訓練の内容は、職業に関連する知識、技術を習得させ、または向上させることを目的とするものであることが要件です。例えば、法律で義務付けらた講習を除けば、安全衛生に関する講習などでも構いません。もし、興味があれば、計画してみてはいかがでしょうか?

 

☞ 厚生労働省Webサイト 雇用調整助成金