新型コロナを機会に、自動水栓に変える

新型コロナ感染症の予防には入念な手洗いが必要ですが、つまり水をたくさん使います。

 

家庭もそうですが、会社でも節水は大事です。水は意外とお金がかかるものなので、コスト削減の意味があります。また、水をつくる上水道も、排水を処理する下水道も大量の電気を使用するので節水は省エネ=地球温暖化防止になります。また、暖冬だった今年は水不足になる懸念(経済活動の停滞が解消されていれば・・ですが)もあります。

 

自動水栓(電池式)
自動水栓(電池式)

新型コロナ対策で推奨されているのは、20秒間の手洗いです。

手洗い中に蛇口に触るのは意味がないので、蛇口を開ける⇒手を水でさっと洗う(濡らす):5秒⇒石鹸を手に付ける⇒手を入念に洗う:20秒⇒ペーパータオルで手をよく拭く:20秒⇒そのペーパータオルで蛇口を閉める、となります。ロスタイムを5秒とすれば、だいたい50秒くらい蛇口が開いたままになります。

 

仮に、蛇口から1分間に12Lの水が流れるとすれば、50秒で10Lの水が流れます。

これを自動水栓にして25秒にすれば、1回5Lの節水になります。もし、あなたの会社に50人が働いていて、出社してから会社で1日5回手を洗うとします。営業日数が年間250日とすれば、自動水栓で節水できるのは、5L×5回×50人×250日≒310㎥です。

金額は自治体によって違いますが、上下水道合わせて8万円くらいのコスト削減になります。

 

自動水栓は写真のように既設の蛇口に取り付ける電池式のものがいろいろ発売されています。値段も安いものは1万円未満(写真のものが9千円くらい)でもありますが、2~3万円が普通でしょうか。

50人の会社なので、蛇口が男女各2として4か所あれば購入コストが10万円かかります。取り付けをする手間分も必要ですが、社員がコロナの影響で手が空いていれば作業してもらうこともできます。したがって、投資回収が2年以内で可能という試算もできます。

ちょっと、やってみてもいいかと思います。