地方創生ではなく地方共生なんだろう

地方創生の意味をよくは知りませんが、選択と集中、中心市街地の活性化やコンパクトシティの実現といったことがテーマのように思います。

 

地方創生がミニ都市建設のようなものなら反対です。都会と対比した地方もありますが、地方のなかの田舎もあります。狭い日本なのですから、どこかに集まらないで疎らに住んでいた方がゆったりしていいような気がします。

 

宇部市東部海沿い
宇部市東部海沿い

「選択と集中」ですが、集中の対語は分散かなぁと思いますが、選択の対語は何でしょうか?「選択しない」というか、「自由に(あるがままに自然に)選択する」というか、難しいです。

 

地方共生は、住む場所もその場所での生活スタイルも、理屈で決めつけないで自然に任せておくことで成立すると思います。その結果が人や活動の分散につながるほうがよくないでしょうか?

経済性とか効率というのも大事ですが、地方にもそれぞれに歴史があり文化があるので、これを大事にすることも将来のためになります。

流行りの言葉で言えば、「多様性」の維持です。

 

「少子高齢化」という国難が襲っているということですが、都市部に人口(特に出産可能な年代の女性)が集中することが出生率を引き下げています。地方創生では中核市といって、地方のなかに都市をつくる計画があります。宇部市のような地方都市では中心市街の活性化とか、コンパクトシティ構想ですが、いずれも出生率の向上につながりません。

 

多様性を認めて、地方共生社会をつくることが大事な気がします。新型感染症にもそのほうが耐性が高いですし・・。(余計なことでした)