廻りが「青い歯」ばかりになってきた

「Bluetooth」は、10世紀のデンマーク王ハーラル1世が「青歯王」と呼ばれたことに由来するそうです。王はデンマークとノルウェーを無血統合しました。

 

「Bluetooth」は、無線通信の規格のひとつです。対応した機器同士では、ケーブルを接続しなくてもデータをやりとりができます。通信できる距離は長くても10m以下の近距離ですが、その分電力を消費しないので電池1本で年の単位で使うこともあります。日米欧5社が共同開発した国際標準規格なので、対応機器なら世界各国のどんなメーカー同士でも接続できます。

 

青歯王(ハーラル1世)
青歯王(ハーラル1世)

近くの電気店にノートブックで使うテンキーを買いに行きました。今までは有線のテンキーをUSBポートにつないで使っていたのですが、無線式のものに買い替えるというわけです。

 

実は、想定したのはUSBポートにレシーバーを挿して使うワイヤレス伝送のものだったのです。

お店で、テンキーが並んでいるところに行くと、有線の商品もUSBレシーバー付属のものもありますが、多いのは「Bluetooth」接続の商品です。

確かに、USBポートをテンキー用に使うのはもったいないので、500円くらい高い「Bluetooth」仕様を購入しました。

 

少し、調べますと・・

「Bluetooth」はエリクソンの社内のプロジェクトとして開発が開始されたものです。1999年にエリクソンに、インテル、IBM、ノキア、東芝が加わった5社共同で仕様を確立させて発売に至ったようです。エリクソンはスウェーデン、ノキアはフィンランドの会社です。

 

それから20年余りが経過して、短距離で小容量、1:1の接続では「Bluetooth」青歯王が世界を無血統一したというわけですね。

私の周りもスマホ、PC、タブレット、カーナビ、マウス、テンキー、イヤホン、ランニングウォッチ・・・、「Bluetooth」で溢れています。ハーラル1世は、今頃は天国でビックリしているかも知れませんね。