新型肺炎感染者の発生に対する中小企業の準備

事業継続計画(BCP)をつくっていて、感染症対策まで準備している中小企業は少ないでしょう。中小企業が週明けにすることを書いときます。

 

今日の時点で、国内の新型コロナウィルスへの感染がわかった患者は3名で、いずれも中国武漢市から来日(あるいは帰日)した中国籍の方です。中国本土では1300人以上の感染者が見つかっており、うち41名が既に亡くなったということです。

 

新型コロナウィルス
新型コロナウィルス

現時点は感染の広がりが国内で起こっているという状況ではないので、事業継続計画(BCP)を発動する段階ではなく「前段階」から「第一段階」です。

一般に、BCPでは「前段階」「第一段階」「第二段階」「第三段階」「第四段階」の5つに分けて対策をします。

 

「前段階」は、世界のどこかで感染症が流行し始めていて、被害に関する情報が入手できるようになった段階です。次の「第一段階」は、海外で感染症の広がりが確認されるようになっている段階です。

この段階では起業がBCPを発動する必要はなく、全ての事業つまり会社の仕事は通常通りおこなわれます。

但し、この段階で会社として準備をすることは大事です。具体的な準備については後で書きます。

 

「第二段階」は、国内で感染がおこり広がっている段階です。もちろん、国内といっても蔓延している地域がどこかで対応が違いますが、この段階になればBCPを発動して会社の事業について検討が必要になります。具体的には、中核でない事業については停止や縮小する可能性を検討します。

 

「第三段階」は、感染の封じ込めが失敗して感染が広範囲に拡大してしまった段階です。この段階までくれば、事業によっては停止をして感染の拡大を防ぐ必要が出てきます。具体的には、予防的に従業員の出社を制限したり、人が集まる会議や集会を中止します。

 

「第四段階」は。感染の広がりが小康状態に入った段階です。この段階に入れば、事業を順次再開していくことになりますが、予め再開に向けた準備ができているとスムーズです。

 

さて、BCP発動前の「前段階」~「第一段階」で会社としてしておくことは以下の二つです。

1)感染防止策の強化・・従業員に手洗いを奨励する。会社の入口や更衣室にアルコール除菌剤を準備して使用を促す。体調の悪い従業員には無理をさせず休養をとらせる(体調の悪い人が感染しやすい)。従業員同士の感染を防ぐために、狭い部屋に大勢の人を集めたりしない。

2)必要な備品の確保・・アルコール除菌剤、石鹸、マスク、ビニール手袋を少量で構わないので事務所に準備しておく。

 

とりあえず、週明けの月曜には対処しておきましょう。