居酒屋の照明が明るくなっている

ちょっと前までの居酒屋(チェーン店など)では、照明の薄暗い店が多かったです。

 

最近の居酒屋は随分と明るくなっている印象です。照度も高くなっているうえに、色温度も高めです。色温度というのは、照明の色が蛍光灯のように白っぽいと高く、白熱電球のように赤っぽいと低くなります。以前の居酒屋は電球色の店ばかりでした。

 

居酒屋
居酒屋

以前の居酒屋が照明を落としていたのは、滞在時間をできるだけ伸ばして売り上げを増やすという意図だったと思います。

また、若いお客さん(特に男女が混ざっているような場合)は、薄暗い雰囲気を好むということもあったでしょう。

 

居酒屋の照明が明るくなったのは、滞在時間ではなく回転数で稼ごうという意図かも知れません。

客層も若い人は少なくなっています。40歳も過ぎると、たいていは老眼も進んできて暗い店ではメニューも読めないし、料理も何だかわかりません。最近は男女の区別も曖昧ですし・・・?

 

お店を繁盛店にするために照明は重要な要素です。経営者の意図を明確にして、市場性を良く調査したうえで照明のデザインをすることは大事でしょう。

時代の流れもよく考えないといけません。最近では、インスタ映えする照明も必要です。極端に言えば、個室のあるような居酒屋であれば、料理を美味しく見せるような照明を設置した撮影用の台を設置するなんてアイディアはいかがでしょうか? あざと過ぎますか?