中小印刷業はまちづくりが仕事

印刷業はあらゆる業種のなかでも廃業率が最も高く典型的な斜陽産業ですが・・!?

 

地域の中小印刷業は、ただ印刷の注文を待っているだけでは生き残れません。少子高齢化は地方での印刷需要を減退させていきます。また、オンデマンド印刷など印刷のデジタル化、高細密印刷技術の進歩などで、印刷産業は装置産業になってきました。中小企業が投資する力のある大手印刷会社との競争に勝つことは容易ではありません。

 

宇部移住計画
宇部移住計画

最近は「ものづくりからコトづくり、コトづくりから”まちづくり”」と言われます。

地域の中小印刷業は、ものづくりでは大手になかなか勝てません。この戦いの勝機は、コトづくり、まちづくりにあります。

 

印刷会社というのはたいてい地域に深く根差しています。社歴の長い会社ばかりで、地域の情報の出し手とも受け手ともつながりがあります。情報を出しやすく、受け取りやすくするのが印刷会社の仕事ですから、両者のちょうど中間にポジションがあります。

 

地域の印刷会社は、地域活性化を果たす役割を担うことが業績を上げることにつながります。もちろん、利益をもとめてガツガツするのではなく、地域と共に生きる印刷会社として歩むことが大事です。中小印刷会社は、地域の”まちづくり”にどれだけ貢献できるかで、発展するか衰退するかが決まります。

 

中小印刷会社は、地域にいる潜在的な情報の出し手(とその情報)を見つけて、小さなロットでも印刷をして、受け手に届けることができます。例えば、地元の人が書く小説やエッセイ、各種のガイド、自伝や社史などに企画から携わることができます。

地域でイベントがあれば印刷が発生しますが、ただイベントを待つこともありません。印刷によって新しいイベントを産む仕掛けをつくることもできます。フリーペーパの企画などが考えられますが、それ以外にも地元に土地勘を持っている印刷会社ですから、アイディアが見つかると思います。

 

また、地元では当たり前のことでも、他の地域の人には意外なこともたくさんあります。地域知られた有名観光地でも、意外に他所の人が知りません。

そんな情報集や観光マップを企画することは、地域のためになります。また、マップを配布することで新しい顧客を見つけることも期待できます。

 

中小印刷会社は”まちづくり”会社になることで、まだまだ発展する余地がありそうです。