地震雷火事親父・・親父は台風のこと

自然災害を恐ろしい順に並べたということですが、親父は少し変ですよね。

 

強風のことを山嵐(ヤマジ)といい、台風のことを大きな山嵐(オオヤマジ)という。親父(オヤジ)はオオヤマジが転じたもので、台風のことだという説が有力なようです。

「地震雷火事親父」をもじったものはいろいろありますが、自分の住んでいる場所ごとに考えてみてはどうでしょうか。宇部市だったら「台風高潮火事土砂崩れ」かな?

 

令和元年台風15号
令和元年台風15号

台風15号は関東を直撃するコースで進行中です。最近では、交通機関や学校などの公共施設は早い時期から事前対応をします。運転中止や休校や閉鎖などの措置がとられるので情報を注視しておくことが必要です。

 

日本は自然災害の多い国ですから、「地震雷火事親父」といった災害に関する言葉がたくさんあります。また、地域ごとに言い伝えのようなものがあります。

 

火事は自然災害ではないのですが、昔の江戸の街では大きな被害を繰り返していました。江戸時代の260年間に死者1000人級の大火だけでも15件。明暦の大火では、江戸の街はすべて焼き尽くされ、江戸城天守も焼失しました。死者行方不明者合計で10万人を超えたと言われています。

近年でも、京アニ放火事件のような酷い事案も含めて、毎年1500人くらいの火災による犠牲者が出ています。

 

自然災害の統計は警察白書にありますので以下に転載しておきます。

 

過去10年の自然災害での死者行方不明者数
過去10年の自然災害での死者行方不明者数

2011年の東日本大震災での津波による犠牲者19,201人がいかに大きいかを再確認します。

 

10年間の合計では、大雨(集中豪雨)で306人、台風で272人、地震・火山噴火で238人、強風で27人の方が亡くなるか行方不明になっています。

 

事前の対策を検討しておくことは大切です。