素人でも農業に参入できるのか

一応、農業経営アドバイザーの端くれなので、たまに相談を受けます。

 

結論としては、素人でも農業に参入することは可能です。脱サラしたり、定年で再雇用を避けたりして農業をやってみたいという方も多いです。山口県でも、たくさんの新規就農者がおられます。最初に準備するのは農地ですが、これは比較的安価に借りることができます。農地はいきなり所有すると面倒なので、借りるのがお奨めです。

 

新規就農支援
新規就農支援

『農業するなら山口県! 山口県は担い手支援日本一を目指します』というのがキャッチフレーズです。

 山口県「担い手支援日本一総合対策事業」

このWebサイトを参照していただければ、各種の支援メニューがあることがわかります。

 

もちろん、県などの支援を受けずに独力で農業に参入することも可能ですが、せっかくの支援メニューですから使わない手はありません。また、農業をするには届出など役所に行くのが必然です。気に入らなくなってから、離れても構わないので、最初は頼ってみてもよいでしょう。

 

農地を借りて、一緒に家も借りるということもできます。もともと古い家がついているケースもあります。しかし、最近の農業では必ずしも職住接近でなくても構いません。20~30kmの距離をクルマ通勤している農業者もいます。山口県では20kmの距離でも30分足らずで行けます。農地を探すには自分で丹念に見てまわる必要がありますが、住まいは自由です。

野菜農家であれば数ヘクタールの土地で十分ですから、候補はたくさんあります。

 

最近ですと、サラリーマンをしながら土地を借りて農業もするという新しい兼業農家のかたちもでてきました。

 

農業用機械も中古品がネットで買える時代です。実際、本格的な農業者さんでもネットオークションで機械を購入している人は多いです。特に、最初に農業に参入する人が使うような中型農機は在庫がたくさんあります。

 

それやこれやで、農業の新規参入は意外に安価です。うまく儲けられるかどうかは、努力次第ですが、大きな投資が要らないのでリスクはそれほどでもありません。

ぜひ、おいでませ山口へ!