選挙が終わったばかりで国会議員の資質が・・

参議院選挙が終わり国会議員の顔ぶれが替わったばかりですが、いろいろ話題が尽きません。

 

投票する国民の側に選挙に関する教育をしておく必要があるのでしょう。国会議員に求めれられる能力とは一般に次の3つと言われます。①政策を立案する能力(仕事をする能力)。②情報を収集し伝達する能力(コミュニケーション能力)。③行政組織を管理運営する能力(マネジメント能力)。果たして、国民はよく考えて投票したのでしょうか?

 

国会議事堂
国会議事堂

国会議員に求められる能力といっても、会社で幹部社員に求められる能力と基本的には変わりません。

「仕事する能力×コミュニケーション能力×マネジメント能力」の掛け算です。

 

国会議員の仕事は政策を立案して法律をつくることですから、その能力が無ければいけないのは当然です。この仕事をしない(働かない)国会議員が一定割合存在するようですが、これは自然の法則で仕方ないです。但し、いざというときに働ける能力を持っていて欲しいとは思います。

 

国会議員は1億2700万人の日本国民を代表するのですが、僅かに713人しかいません。

これは人口比でみれば世界で最も少ない部類に入ります。1人の国会議員当たり18万人の国民がいるのですから、求められるコミュニケーション能力は高いレベルになります。

 

最後にマネージメント能力です。政党や会派が基準になり、それぞれが受け持つ地方組織があるという意味だけではありません。日本は議員内閣制ですから国会議員が内閣を組織して、行政官庁のトップとして運営をします。大臣・副大臣・政務官などです。つまり、国会議員であれば行政組織をマネジメントする能力が求められます。

 

この3つの能力を過不足なく持っている人が国会議員になっていれば日本は安泰です。参議院選挙が終わってわずかに2週間ですが、ちょっと心配する向きもあります。

そうはいっても議員は議員ですから、是非とも研鑽を重ねてしっかりと職責を全うしていただきたいと思います。