空調機の凍結は冷媒抜けが原因

エアコンの室内機が凍結していることがありますが、冷媒抜けが原因です。

 

エアコンで、室外機と室内機の間を循環している冷媒が気体になったり液体になったりします。液体が気体になるときには、周りから熱を吸収します。逆に、気体が液体になるときは、周りに熱を放出します。この仕組みを使って、エアコンは冷房と暖房に使われます。

 

エアコンの仕組み
エアコンの仕組み(朝日:ののちゃんのDO科学)

冷房の場合、冷媒は室外機から室内機に液体の状態で送られます。室内機の熱交換機で室内のあたたかい空気で温められて蒸発して気体になります。このとき、室内の空気の熱を吸収して、冷たい空気として吹出します。

 

気体になった冷媒は室外機のコンプレッサーで圧縮されて高温高圧の気体になります。この気体は室外機の熱交換機で熱を放出して液体に戻ります。凝縮といいます。減圧器(キャピラリー)で減圧された液体が室内機へと送られます。

 

この繰り返しで、エアコンは冷房するわけですが、暖房のときはこれが逆になります。室外機のなかに、四方弁という部品があって、冷媒の流れを逆転させるのです。

 

ここで使われる冷媒は閉じた系を循環して外に出ることはありません。冷媒にはオゾン層を破壊するフロンや温室効果の原因になる代替フロンが使われているので、漏れてはいけません。

この系内にある冷媒の量が適当であることが、エアコンがきちんと働くために大事です。

 

もし空調機器の熱交換機や配管から冷媒が抜けると、この循環がうまくいかなくなります。エアコンの室内機のフィンに氷や霜がついたり、酷いときは凍結したりすることがあります。

これは、冷媒が抜けてしまっているときの現象です。室内機で液体から気体になるときに、冷媒が少ないために圧力が低いので激しく気化してしまうのです。

冷媒が抜けていると、室内機から戻ったガスを室外機のコンプレッサーが高圧にすることができないので、熱を放出する量も減ってしまいます。

 

電力は目一杯使っていて、室内機が凍結しているので、あたかもエアコンは頑張って働いているように見えるのですが、室内の温度が下がるわけではないのです。専門業者に冷媒圧力を測定してもらい、冷媒漏れの点検をしてもらうことです。