職場の紫外線対策~アーク溶接

職場で一番気になるのはアーク溶接での紫外線による急性眼炎の被害です。

 

これを電光性眼炎といいますが、晴れた雪山でなる雪眼と同じです。

最近は保護具の着用を徹底したことや、自動溶接装置が広く導入されたこともあって、発生率は低くなっています。しかし、作業者の半数以上が経験している災害ですし、外国人労働者が増えていることもあり、保護具の着用と遮光の措置を再度徹底することが必要です。

 

 

溶接ロボット
溶接ロボット

辞書で確認してみますと、「電光性眼炎とはアーク光などによる角膜障害」とあります。

 

アーク光の強い紫外線によって角膜が炎症を起こします。眼に強い痛みを感じたり、充血したり、涙が出たりします。

これを何度も繰り返すと、視力が低下することになるので、溶接するときは溶接用保護面を使って、直接アーク光をみないようにします。

 

溶接用保護面の遮光性が強すぎると暗くて溶接を始めるのに不都合です。そこで、溶接をはじめるときは保護面をはずしてアークを点火する人が多かったようです。これで、たちまち電工性眼炎になるというわけです。

 

液晶式自動遮光面
液晶式自動遮光面

そこで、登場したのが液晶式自動車後面です。周辺の明るさを感知してフィルターの明るさを自動調整します。アークを点灯するまでは透明で、溶接をはじめるとその明るさによって遮光をするものです。

重さも500gちょっとと軽量化されていて、従来のハンドシールド型と比べて作業性も格段に向上します。価格もプロ用で1万円から2万円ですから、普及してきました。

 

電光性眼炎は作業者だけでなく周辺作業者でも注意が必要です。遮光板や遮光カーテンを適切に使用して、区画することが必要です。この遮光カーテンも透明で紫外線だけをカットするタイプのものが出ています。

あんまり厳密に区画されると、溶接作業する人が寂しくなるので、透明タイプはお奨めです。こちらの価格も2m□のパネルやフェンスで3万円くらいに下がっています。