スーパーの薄い袋があなたの安全を守る

スーパーの薄い袋(タイミーと言います)は使ってもいいんです。

 

プラスチックによる海洋汚染が話題になっていて、ノープラ生活が推奨されています。スーパーで買い物をしても、エコバック持参でレジ袋をもらわない人が多数派になっています。そういう方は、エコ意識から例の薄い袋も極力使わないようにしているかも知れません。しかし、あの薄っぺらい袋は、あなたと家族の安全のために使われるものなのです。

 

タイミー
タイミー

年をとると指先に潤いがなくなって、あの薄いビニールを取り出すのはちょっと難儀です。

あなたは、どんなときにタイミーを使うでしょうか?

 

一般的には、お豆腐など水漏れが懸念されるもの、野菜など土がついていたり皮や屑が落ちるもの、ばら売りの野菜などをまとめるとき、等に使うと思います。

 

実は、タイミーの重要な働きは、食品と口にしては危険なものとを分けることにあります。

 

例えば、洗剤・殺虫剤・芳香剤などをスーパーで買った場合は、食品に直接触れさせることはリスクがあります。タイミーに入れて隔離することは必要です。

(もちろん、エコバッグを複数持って行って分ける方がもっといいです。但し、エコバッグを食品用と薬品用などに分けることが好ましい。)

 

食品でも、精肉や鮮魚には病原菌が付着していると考えたほうがいいです。パック詰めでもラップから汁分が漏れる可能性はあります。したがって、生食あるいは十分に加熱しないで食べる可能性がある野菜や、スナック菓子など子供が素手で食べる食品と精肉・鮮魚は隔離しておきます。万一の食中毒のリスクを軽減します。

 

ノープラ生活の実践も大事ですが、”環境のためなら健康や安全はいらない”ということはありません。いかなるものよりも、人の健康と安全が優先されます。

 

現実的なリスクの程度が低くとも、予防安全の原則で考えるべきです。

面倒でも、スーパーの買い物では、あなたが少しでも心配であるなら、あの薄い袋を躊躇なく使うことが奨められます。