飛行機が墜落!それでもあきらめない

飛行機の乗るときに墜落する場合のことを想定して準備する人は少ないでしょう。

 

航空機が墜落しては助かるはずが無いので、準備しても無駄だと思うのが普通です。搭乗時の安全ビデオで「非常用シューターは海上で浮き具になります」と言っていますが、そうなった前例は古今東西でハドソン川に不時着したUSエアウェイズの1件だけです。

 

ハドソン川の奇跡
ハドソン川の奇跡

しかし、飛行機が墜落しても必ず死んでしまうというわけではありません。

世界の航空事故史で最悪の死者数(540人)だった日航機の御巣鷹山への墜落事故でも3人の生存者がおりました。中華航空機が名古屋空港に墜落した事故でも、264人が亡くなりましたが7人が助かりました。

 

それでは、どうすれば航空機が墜落しても助かることができるかというと、次のようなことだそうです。

 

1. できるだけ大きな機体(できればワイドボディー)を選ぶ・・大きな機体ほど死亡率が低くなっています。先の日航機はジャンボ(B747)で、中華航空機はA300でいずれもワイドボディー(機内通路が2本)です。

 

2. 座席は後部5列目以内の真ん中を選ぶ・・飛行機事故では前部より後部の座席の方が生存率が高い。また窓際より通路側・真ん中の生存率が高い。さらに、扉から5列目以内の生存率が高いという統計的な結果があります。

 

3. 長袖・長ズボンの服を着て、紐靴を履いておく・・いかに早く飛行機の外に脱出できるかが生死を分けます。さらに、服は化繊でなく燃えにくい天然素材のものを選びます。

 

4. 水のペットボトルを準備しておく・・飛行機事故の死者は、火災の炎や熱及び火災で発生する有毒な煙による場合が多いのです。少量でも水があれば、ハンカチに掛けて口や顔を覆うなど火災への備えになります。

 

5. 以下は当然ですが、非常口の位置・非常口の開け方・酸素マスクの使用方法・安全姿勢のとり方・救命胴衣の取り出し方・救命胴衣の使い方を、確実に頭に入れておく。

 

ということです。皆様、いかがでしょうか?