高速道路を再び無料化したらどうなるのか?

山口県で仕事をする人には、移動手段としてのクルマ、そして高速道路は欠かせません。

 

山口県では都会と違って鉄道がクルマの代替交通手段になりません。山陽本線ですら1時間に1・2本ですし、駅前で仕事をすることは滅多にないからです。クルマで数十kmの移動をするとなれば、高速道路を使うのですがこれが結構空いています。

 

山陽自動車道下関ジャンクション
山陽自動車道下関ジャンクション

今日は、夕方の時間帯に博多から戻ったのですが、福岡県内もですが、山口県に入ってもいつもながらにとてもスムーズな走行です。

 

もちろん、道路が空いているのは結構なことなのですが、生産性という意味ではいただけません。高速道路というインフラの利用効率が低いということです。これは、何とかしないといけません。

 

都会の場合は高速道路と鉄道という比較もありますが、山口県では高速道路と比較するのは一般国道です。両社を比べれば、高速道路の優位性は明らかです。

例えば、同じトラックが高速道路を走れば、一般道と比較してエネルギー消費量(二酸化炭素排出量)は2/3になります。また、交通事故の発生確率はおよそ1/10です。

 

地球温暖化防止にも貢献する高速道路があまり使用されないのは、高い通行料金のためです。そこで、高速道路料金を民主党政権のときに実行したように無料化を再び実施してはどうでしょうか? もちろん、無料化にはいくつかの弊害があったので中止になったわけです。

 

しかし、せっかく壮大な社会実験をおこなったのですから、その結果を活かしてうまいやり方はあるはずです。

 

東京オリンピック期間には、首都圏の高速道路では渋滞緩和のために通行料金の値上げをする計画だそうです。そうであれば、クルマしか移動手段がなく、同時に渋滞とは縁が無さそうな山口県など地方の高速料金は値下げするのも、渋滞緩和策ともいえるかも知れません。

どんなもんでしょうか?