雨が降らないので水不足が心配です

宇部市の水源は厚東川ダムと丸山ダムですが、現在の貯水率は54%と52%です。

 

厚東川ダムと丸山ダムは連絡水路で連結されています。現在は、工業用水40%・上水10%の節水に入っています。当地では、9月中旬以降まとまった雨が降っていません。山間部での降雪も少ないので、今後の水不足は心配です。

 

宇部の秋の降水量
宇部の降水量(毎年10~12月)

仕事で秋芳洞の近くに行きました。宇部からのルートでは、厚東川ダムのダム湖である小野湖のほとりを通るのが近道です。この小野湖の水位がとても低くて、上流側(支流の大田川)はかなり干上がっています。

 

アメダスの宇部の降水量を右のグラフに載せてみました。毎年の10~12月の降水量合計です。

今シーズン2018年10~12月の降水量は140mmです。この140mmは、過去20年間では最も少なくなっています(2008年に160mmが2番目)。しかも、年が明けて1月に入って今日までの降水量は2mmです。当分の間はまとまった雨が降る様子がありません。

 

晴れの日が多くて、穏やかなのはよいのですが、あまり雨が少ないのも困ります。厚東川水系では自主節水という事態はときどきあるのですが、この時期におこなわれるのは珍しいです。

お天気は水ものですから、水の使用側についてもよく考えていきたいものです。

ちなみに、厚東川ダムは水力発電もおこなう多目的ダムですから、再生可能エネルギーの利用拡大という意味合いもあります。