省エネのためにLED照明をLED照明に交換する

LED照明が最初に実用化されたのは1998年です。いつのまにか、20年が経ちました。

 

一般的は、白熱電球・水銀灯・蛍光灯をLED灯に替えるのですが、初期のLED灯と現在のLED灯では性能が大きく違います。現在のLED灯は、初期型と比べて、あらゆる品質が向上しているうえに、消費電力は半分くらいです。

 

鳴門オロナミンC球場
2018年にLED照明に替わった鳴門オロナミンC球場

照明のエネルギー効率は、lm/w(ルーメン/ワット)であらわされます。

lm(ルーメン)は、光束の単位で、明るさの強さをあらわします。w(ワット)は、電力の単位です。

 

lm/wは、一定の電力を供給したときに、どれだけ明るくなるかを示します。数字が大きいほど省エネ性能が高いということになります。

 

白熱電球ですと、省エネタイプでも20lm/wはなかなか到達しません。ハロゲン電球で、なんとか20lm/wです。水銀灯では省エネタイプで50lm/wで、普通は30lm/wくらいです。

蛍光灯は省エネ性能が高いことが普及した理由ですが、普及型のものは70lm/wくらいで、Hf型の省エネタイプで100lm/wのものがあります。

  

LED照明の省エネ進化
遠藤電機のWebサイトより(リンク)

LED灯も発売当初は80lm/wと蛍光灯とあまり変わらない効率でした。それが、年々効率が高くなっていて、現在では200lm/wを謳う製品も登場しました。

LED灯の理論最大効率は約240lm/wですから、そろそろ限界に近づいていますから、いよいよ導入する時です。

 

また、先進的な事業者さんで、LED照明を10~15年以上前に導入された方は更新を考える時期になりました。特に、当時は国産のLED照明は高価だったので、安価な中国製を導入された事業さんも多いと思います。そうした器具では、LED素子以外の安定器や配線などの故障があったり、照度が落ちたりしているケースもあります。

 

現在、信用できるメーカーのLED照明を導入されるなら、トラブルが発生する懸念はほとんどありません。通常の使用方法・使用環境であれば、交換や修理も不要で、ずっと使い続けることができます。ご検討ください。