優秀なオスの子孫は1万頭以上

今日は和牛繁殖施設を訪問しました。牛はおとなしいですし、子牛は可愛いです。

 

牛の繁殖は人工授精でおこなわれます。この種付けの出来によって、売上高が変わるわけですから重要な仕事です。オスの精液は液体窒素で冷凍保存されていて、優秀なオスのものだけが選ばれて使われます。このため、特に優秀なオスの子孫は何万頭以上にもなるそうです。

 

和牛(ブログ記事とは関係ありません)
和牛(ブログ記事とは関係ありません)

和牛の場合も競走馬と同じで血統が大事なのです。優秀なオスの血統だけが続いていくというわけです。

この施設ではないのですが、最近では優秀なメスの卵子と優秀なオスの精子を使って授精卵をつくって、他のメスに借り腹する受精卵移植もおこなわれているそうです。

さらに先端では、クローン技術なども使われた研究も進んでいるとか。ビジネスとなると、「子牛はかわいいなぁ~」なんて、言ってる場合じゃないですね。

 

実は、人工授精には多くの利点があるようです。冒頭に優秀なオスの血統と書きましたが、むしろ不良というか正常でない精液による病気や障害を予防するという意味のほうが大きいようです。また交尾はメスにとって負担が大きいですし、感染症のリスクも高くなります。メスにとっても、いいことなんだろうと思います。

 

山口県は子牛の生産がそれほど盛んな県ではありません。少しデータを置いておきます。

平成29年の子牛の出荷頭数は2,269頭です。肉用牛の飼養農家は444戸(平成20年は777戸だったのでゾロ目で4/7に減っています)で、飼養頭数は15,000頭(平成20年は19,100頭)です。

 

昨日のブログにも書きましたが、日本の牛肉は海外でも人気が高まっています。野菜や花き栽培に欠かせないたい肥製造にも影響が出ますから、山口県の畜産振興は大事です。

 

※牛は暑さには弱いけど寒いのは平気と思っていましたが、子牛のうちは寒さに弱いそうです。夕方になると暖房(ヒーター)を入れてもらってました。