韓国は前のめりのまま走り続けられるのか

韓国(人)のことを良く知っている人ほど韓国(人)のことが好きで信頼していると思います。

 

韓国には仕事が多いですが何度も訪問しました。知人や友人もたくさんいます。皆さん、仕事の面でもプライベートでも信頼できる方ばかりです。ところが、韓国という国になると、どうも信頼することができなくなって心配です。

 

文在寅(ムン・ジェイン)大統領
文在寅(ムン・ジェイン)大統領

文政権での、徴用工と称する問題、慰安婦と称する問題(いずれも実態を表していない言葉であることは日韓両国の当事者は知っています)での韓国という国の振る舞いは、国と国との信頼関係を損なうものです。

 

米国との関係も急速に悪化しています。米韓同盟の今後も不安です。さらに中国との関係も最悪期は超えたのかも知れませんが、良好とは言えません。

金委員長との南北融和政策に掛けているようですが、成果につながり国際的な評価を得られるかは未知です。

 

国内事情も、いわゆる韓国版働き方改革(時短と最低賃金のアップの強行で日本よりずっと厳しい)などによって、経済状況が悪化して、雇用(特に若年層)が失われています。韓国では、労働集約的な職場を外国人労働者に頼る状況が日本に先行していることも背景にあります。

 

また、米中経済摩擦の影響を最も大きく受ける国の一つがもともと経済の貿易依存度が高い韓国です。これに、韓国経済の機関車である財閥系大企業に対する多分に心情的な反発(確かにパワハラなど酷いと言えば酷いのですが)が近年拡大していると事情も加わります。

 

日本にとって韓国はとても大事な国です。日本人にとって韓国人は親しい友人ですし、その信頼は揺るぎません。

ところが、韓国の政権はいつも前のめりになって無理なことを進めがちです。(大統領が選挙で負けると刑務所に入るということが続いている。)

文政権は、南北・韓米・韓日、いずれの関係も正常化しないまま突き進むのでしょうか?

 

ビジネスという面では、やはり慎重に対処しないといけません。