訪日観光客を減らさないためにも温暖化対策

観光庁の発表によると、9月の訪日観光客は5年8か月ぶりに前年を下回りました。

 

7~9月の訪日外国人消費額は1兆0884億円となり、前年同期と比較して11.6%の大幅減少となりました。これだけ大きな減少になったのは、6月の大阪地震、7月の西日本豪雨、8月の猛暑、9月の北海道地震と台風といった天災の影響でしょう。

 

訪日観光客消費額と旅行客数(観光庁Webサイト)
訪日観光客消費額と旅行客数(観光庁Webサイト)

このところ地震が頻繁に起こっているような印象はありますが、実際は過去の日本列島の地震発生頻度からみれば、特に異常ではありません。いろいろな証拠を突き合わせると、むしろこの100年間は地震(火山噴火も含めて)は少ないと言えるかもしれません。

 

問題は、集中豪雨や台風、そしてこれから懸念される豪雪などの気象災害のほうです。

小欄でも、何度も取り上げているように気象災害が発生する根本には、地球温暖化という問題があります。

そして、これは取りも直さず化石燃料の燃焼というエネルギーの問題に到達します。

 

地球温暖化に対して、日本ができる最も大きな貢献は省エネの技術とノウハウを磨いていくことです。省エネはムリをしなくても、お金をかけなくても、お客様へのサービスを向上させながらでも達成することができます。

 

ちょっとした工夫、思いがけないアイディア、少しの心配り、が大切です。それは、ほっとする暖かさや、しみじみした心地よさ、充たされた思いにつながります。

観光立国日本を続けていくためにも、省エネへの取り組みを促進していきましょう。