高温で乾燥すると山火事が起こる

地球が温暖化すすむなか、日本では豪雨災害ですが海外では大きな山火事が発生しています。

 

アメリカ・カリフォルニア州で拡がっている山火事では、8人が死亡しており5万人が避難しています。ギリシアのアテネ近郊の山火事では海岸線まで火の手が拡がり80人以上が亡くなり、行方不明者も多数いるそうです。スウェーデン各地で広がった山火事では空軍の戦闘機が森林を爆撃する(破壊消防の極致ですね)という事態になっています。

 

ギリシアの山火事
ギリシアの山火事

北半球の多くの地域で、熱波・乾燥・強風という条件が重なっていて、各地で史上最悪規模の山火事が発生しています。

 

アメリカ・カリフォルニア州での火災は、ロスアンジェルス近郊にまで及んできているようです。カリフォルニア州は山火事の多いところですが、過去5年に渡って少雨傾向が続いていることもあって、燃え広がった火の勢いを止められないようです。

 

ギリシア アテネ近郊の山火事は海岸線に達して、街から海に逃げた住民が生きたまま焼かれるという大惨事になったそうです。80人以上の死者が出たのは、ギリシア史上最悪の山火事です。

 

スウェーデンは国土の全体で山火事が発生している状況です。ヨーロッパ各国から消防隊が救援に来ているようですが、火の勢いを止められません。ついには空軍の戦闘機が森林を爆撃するという前代未聞の手段をとっています。

他にも、ロシア・シベリアでも大規模な森林火災が延焼中というニュースもありますが、詳細は不明です。

 

山火事は大規模化しています。近年は、毎年100万haを超える森林が山火事で焼失しています。日本は森林国ながら、高温でも多湿な環境なので、今のところは大規模な山火事被害に遭ってはいません。しかし、備えあれば憂い無しです。

 

世界の山火事対策の中心は航空消火になっています。航空機やヘリコプターから消火薬を撒いたり、消火弾を投下する方法です。スウェーデンの山火事では、ドイツやフランス・イタリアなど欧州各国から消防ヘリが投入されています。

日本の場合は自治体消防で規模が小さいこともあり、大規模な山火事などへの備えは厳しような気がします。準備は大事かなって思います。