今こそ、政党のキャラ立ちを!

山口県のような地方の診断士は、昼間にクルマで移動することが多いです。

 

キャラ(lineスタンプ)
キャラ(lineスタンプ)

ラジオをつけると、国会予算員会の集中審議です。このところの国会は、予算員会でも決算委員会でも外交防衛委員会でも、厚生労働委員会でもモリカケ問題をやっています。

 

「・・という疑いがある」「・・のはずだ」という追及に、「そんなことはない」「証拠もなしに決めつけるな」という水掛け論が延々と続いています。

少々飽き飽きしてきたので、他の話題も欲しいところです。

 

また、加計学園の獣医学部新設が果たされたという結果が善と考えるのか、悪と考えるのかを意見表明するべきですよね。

結果として、改革が果たされて国民の福祉が増進したのであれば、それで良いのではないか?と思います。

 

さて、政治がワイドショーの重要なコンテンツになったのは、小泉純一郎さんの功績でしょう。「小泉劇場」と呼ばれた一連のパフォーマンスは、当時のテレビ朝日の社長をして「テレビ界は政治という視聴率の鉱脈を掘り当てた」と言わせました。

 

政治ネタが視聴率を稼ぐという傾向は今も続いてはいるのですが、ちょっと陰りも見えてきているように感じます。というのは、政治のテレビショー化にはキャラの際立ったタレントが必要です。

小泉以降では、拉致の安倍(第一次)首相の強面キャラ、福田首相の好々爺キャラ、麻生首相の坊ちゃまキャラ、鳩山首相のルーピーキャラ、菅首相のイライラキャラ、野田首相のどじょうキャラ、とキャラ立ちする首相が輩出されました。

脇を固めるメンバーも、岡田さんと前原さん、枝野さんと福山さん、蓮舫さんと山尾さん、福嶋さんと辻元さん、などキャラ立ちする人が多かったですね。

 

安倍(第二次)首相は、一強とは言われますが、再登板なのでちょっとキャラは控えめですね。まぁ、これが長期政権の秘訣なんでしょうが、あまりテレビ向きではないですね。

 

このところ、配役があまり変わらないので、ちょっと息切れ気味に思えます。

大塚さんと玉木さんはちょっと線が細いですし、小池都知事も、今となっては石原さん・猪瀬さん・舛添さんのキャラよりも薄いですね。仲間たちの山本太郎さんやクイズ王小西さんは、キャラは濃いですが主役感がないですね。

 

まぁ、ここらで議会制民主主義というか、政党政治の原点に立ち返って、政治家個人ではなく、政党のキャラ立ちをはっきりさせて欲しいところですね。

最近の自民党は政策が中道左派と変わらないので、保守政党のキャラははっきりしません。

野党7政党(立憲民主・国民民主・希望・維新・自由・社会民主・共産)のほうは、もっと曖昧です。維新は是々非々で、ある意味はっきりしているのかも知れませんが。昔は明確だった共産党も、最近では何を目指すのかが分からなくなりました。

 

そもそもで言えば、憲法改正が唯一の対立軸というのが、最もわかりにくいです。

政治信条を素直に考えれば、左派改革政党が改憲を主張して、右派保守政党が護憲を主張するのであれば腑に落ちるのですが、実際は逆です。

 

確かに、どこかで、「まっとうな政治」が取り戻されるといいなぁと思います。