食品スーパーの省エネのポイント

商工会の方からの依頼で食品スーパーの省エネ相談に対応したので気づきを書きます。

 

冷蔵ショーケース
冷蔵ショーケース

山口県のような地方の食品スーパーの場合は、冷蔵ショーケースを含めた冷凍冷蔵設備でのエネルギー消費に注目するのが効果的です。

店舗の空調、照明、その他のコンセントからの電力、厨房やバックヤードでの調理などを全部含めても、冷凍冷蔵設備のほうがエネルギー消費が多くなる場合があります。というか、それが一般的です。

そして、特に注目するのは冷蔵・冷凍ショーケースになります。

 

この理由は、考えれば当然なのですが、照明や空調は店舗が営業しているときしか稼働しません。冷凍冷蔵設備は24時間ずっと稼働しています。さらに、冷凍冷蔵設備のなかでも、バックヤードにある冷凍庫や冷蔵庫はきちんと扉を閉めていれば、断熱性が高いので追加のエネルギーをあまり必要としません。品物の出し入れを手際よくするなど、気を付けることで省エネは確保しやすくなります。そこで、冷蔵・冷凍ショーケースを中心にして運用状況を確認するのが効果が高くなります。

 

先ずはショーケースに並べてある商品の数と種類を観察します。地方では、商品の数が少なくて、ショーケースの棚に隙間があるようなケースがあります。また、冷蔵ショーケースに常温陳列できるレトルト食品とかタレとかを置いていることもあります。このような場合は、冷蔵ショーケースの数を減らしたり、冷蔵する範囲を減らすことができます。

 

 

冷蔵ショーケースの仕組み
冷蔵ショーケースの仕組み

逆に、商品の数が多すぎるような場合は、エアカーテンの気流を乱していないかを特に気にします。ショーケースは開放されているので冷気が外に漏れ出るままになっているように思われがちです。しかし、実はショーケースの前面にはエアカーテンという見えない扉があるのです。

商品を山積みにしていたり、吸い込み口にかかるように商品を陳列していたりすれば、ショーケースの中の冷気はドンドン漏れていきます。家庭の冷蔵庫の扉を開けているのと同じです。

 

次のポイントは温度設定です。何故、この温度設定なんですか?と尋ねても、はっきり答えられないお店が多いです。何となく、設定は低めにしておこうということで長年続けているのかも知れません。例えば、食品衛生法における保存温度の基準を参考にしてもいいでしょう。

 

その次は、冷気吹き出し口や吸い込み口の清掃をしているか、閉店した後の養生をどうしているか?などを確認します。ついでに、商品棚の照明を全点灯する必要があるのか?なんかも観察します。明るければいいのではなく、食品によっては美味しく見せる照明もあります。

・・・と、今日はこのへんまで。

 

地方の食品スーパーは省エネ(=コストダウン)のネタが満載ですし、省エネ相談から経営改善につながることもあります。

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