工場緑地の耐用年数は7年

会社のシンボルになるような珍しい樹木を緑地に植えたいのだそうです。

 

工場緑地(本文とは関係ありません)
工場緑地(本文とは関係ありません)

30万円を超える場合は固定資産として計上することになります。耐用年数は7年です。

樹木という科目はなくて、構築物としての工場緑化施設になります。

 

工場緑地の耐用年数は7年ですが、工場以外の緑化施設及び庭園の法定耐用年数は20年です。

特定工場(敷地が9000㎡以上など)の場合は、工場立地法で緑地を20%以上設けなければならないなどの規制がありますから、耐用年数で有利になるように配慮されているのだろうと思います。(規制値は立地地域によって変わりますし、条例の上乗せなどあるので一概に言えません。)

 

この緑地面積20%(環境施設25%)というのは、工場の生産が増えてくると結構な制約になります。緑地として並木をつくっていた場所に、建物を建てたり駐車場にしたりする必要が出てくると、別の場所に緑地をつくります。

そこで、規制緩和のなかで屋上緑化が緑地面積に参入できるようになりました。

 

屋上緑化は平成20年頃にブームになって大きく増えて年間施工面積が38万㎡を越えたのですが、このところは施工面積が年間25万㎡くらいで落ち着いています。国交省は屋上緑化や壁面緑化を推進したい意向です。

建物の遮熱対策にもなって、冷房時の省エネにもつながりますので、検討してもいいかも知れません。