農林水産品を重量当たり単価で評価する

一般グレードの顔料用酸化鉄の国際価格は50~100円/㎏くらいです。

 

重さで比較してみる
重さで比較してみる

以下はごく大雑把な数字ですので、悪しからず。

鉄鉱石の価格は10円/㎏くらいです。

鉄板になると50円/㎏、パイプなら80円/㎏くらいです。

原油の価格は30円/㎏くらいです。

樹脂(プラスチック)は100円/㎏をちょっと超えます。

 

組み合わせて自動車をつくると100万円÷1000㎏=1000円/㎏くらいです。ベンツとかだと3000円/㎏かな?

ハイテク品だと、人型ロボットのペッパー君で20万円÷20㎏=10,000円/㎏。冷蔵庫なんかもだいたい10,000円/㎏です。

 

農産品の価格を同じように重量単位で比較してみましょう。

お米を300円/㎏くらいとして、穀類や芋類はだいたい300~500円/㎏でしょうか。

キャベツなどの一般の野菜はだいたい150~300円/㎏くらいです。

果物はバナナは安い(300~400円/㎏)としても、だいたい1000円/㎏以上します。

スーパーで売られている魚介類は、だいたい1000~2000円/㎏くらい。

肉類は牛肉なら2500円、豚肉で1500円、鶏肉で1000円弱という感じです。

 

どうですか?重さ当たりで比較すると農水産品の価値が結構高くて、自動車以上のものを多いことがわかります。

いやいや、野菜は高くないと反論されるかもしれないのですが、キャベツやキュウリなどは90%以上が水分(芋類でも50%以上)なので、そこのところもご理解ください。

よい品を丁寧につくることが、価値をもっともっと高めていくのだと思います。