2016 was warmest year on record for the globe

アメリカ海洋大気局が年次レポートを発表しました。「2016年は史上最も熱い年だった」

 

State of the Climate Report 2016
State of the Climate Report 2016

今日、アメリカ海洋大気局(NOAA)が「State of the Climate Report 2016(気候変動報告書2016)」を発表しました。報告書は容量144MBもあるので、NOAAのサイトから入ってください。

☞ アメリカ海洋大気局(National Oceanic and Atmospheric Administration)

 

トランプさんはデマだとか、フェイクニュースだとか言っていますが、アメリカの政府機関の報告です。習近平さんと一緒によく読んでもらいたいものです。

 

2016年は記録が残る137年間で最も暖かい年となりました。

ほとんどの気候変動指標は地球が温暖化に進んでいることを示しており、地表温度、海面水温、温室効果ガス濃度などが過去最高となあった。2016年の高温は、長期的な地球温暖化とエルニーニョの影響が組み合わされておこったと推定している。

 

大気中の温室効果ガス濃度は大幅に増加した。2016年の世界の平均CO2濃度は402.9ppmと観測史上はじめて400ppmを超えた。これは、2015年に比べて3.5ppm増加しており、この増加率は過去58年間の記録で最大である。

 

世界平均の海面水位も最高を更新している。現在の方法(衛星)で記録ができるようになった1993年と比較して8.2㎝上昇した。北極海の海氷面積は3月では史上最も小さく、9月では2005年に次いで2番目に小さかった。台風など熱帯性低気圧の活動も活発で、世界で93個発生し、1981~2010年の平均84個を上回った。世界の陸地の12%で干ばつとなっており、異常気象で多くの被害が出ている。

 

アメリカと中国の暴走は止めにくいですから、日本としては地道に省エネルギーを推進していきましょう。コスト削減で企業の競争力も高まりますし、国の安全保障にも貢献します。