熱利用での3Rを推進しよう

資源エネルギー庁の補助事業である、平成29年度の省エネ地域プラットフォーム事業が、ようやく本格スタートしました。

 

温度計
温度計

3Rは、リデュース(Reduce:減らす)、リユース(Reuse:再利用)、リサイクル(Recycle:再資源化)のことで、環境分野ではお馴染みの”3つのR”です。

 

熱の利用においても、この3Rを意識することが有効です。

 

熱のリデュースでは、熱の使い方を見直すことです。毎日暑いので、会社(事務所)の冷房で考えると、窓に遮熱カーテンを掛けて室内に入る熱を減らすといった方法は効果的です。

 

熱のリユースでは、一度つくった熱を使い切ることです。同じく会社の冷房で言えば、作業をしているようなエリアでは冷房温度の設定は低めにして、事務だけのエリアは設定を高めにします。そうして、作業エリアからの冷気を事務エリアに流すなどは有効です。

 

熱のリサイクルは一度利用した熱を棄てずに再利用します。事務所では適切に換気をしなければいけませんが、普通の換気扇では熱(冷気)も一緒に棄ててしまいます。「熱交換換気扇」を使えば、冷熱をリサイクルすることができます。

 

3Rの視点で熱の利用を考えてみると、いろいろなアイディアが湧くと思います。

 

 

熱交換換気扇
熱交換換気扇

ちなみに、「熱交換換気扇」は、オフィスビルなどではかなり以前から標準で装備されています。

ただ、使用者の方に、その意味がよく知られておらず適切に使用されていない場合が多くみられます。ご注意ください。

 

せっかく装備していても、うまく使えていないのは、モッタイナイですね。