節水コマ。全開にしたら同じこと

中小事業者の場合、節水がコスト削減に効果が、節電よりも大きいことがよくあります。

 

環境省のウェブサイトより
環境省のウェブサイトより

事務所など間接部門の節水で投資対効果が大きいものに「節水コマ」があります。

何しろ、ホームセンターで1個が100円くらいの節水コマを買ってきて、蛇口に取り付けるだけです。ちょっとでも効果があれば、やってみて損はありません。

 

環境省の”「温室効果ガス排出対策等指針」というウェブサイト” があります。

具体的な省エネ対策などが掲載されていて、役に立ちます。是非、ご覧ください。

 

「地球温暖化対策の推進に関する法律(温対法)」には、国が温室効果ガス排出対策のために指針を作成することになっています。

環境省は、「業務部門」「家庭部門」「廃棄物部門」「産業部門(製造業)」「上水道・工業用水道部門」「下水道部門」に分けて指針を公表しています。

 

さて、節水コマです。

節水になるのは当然のことですが、下のグラフを見て何か気づきませんか?

そうです。蛇口を90度(1/4回転)から180度(半回転)する範囲であれば、水の量は半分くらいになりますが、360度(1回転)もすれば水の量はほとんど同じになります。

全開にしたら、節水コマがあろうがなかろうが同じことなんですね。

 

「蛇口は半回転まで」と掲示しよう・・と思うこともできます。

一方で、ときにはバケツなどに一気に水を汲みたいときもあるので節水コマを取り付けるのは止めようと思っていたなら、その心配はありません。節水コマを試してみるのもいいですね。

 

さて、節水が温室効果ガス排出対策になるって?と疑問に思いませんか。この疑問にも、このウェブサイトは答えてくれています。要するに、上水道・下水道(水を提供するにも、排水を処理するにも)に大きなエネルギーが必要ってことです。

節水はコスト削減で事業者に利益になるうえに、地球にもやさしいので、積極的に取り組みたいですね。