ばらして売ると、まとめて売れる

高速道路のサービスエリアなどでは、お土産用の菓子を5個くらいの袋入りで売っています。

 

お菓子の包装
お菓子の包装

ちょっと前まで、お土産用の菓子は10個とか20個入りの紙函が普通でした。あまり5個入りとかは、見ませんでした。

最近では2個~3個入りもありますし、饅頭類などはバラ1個でも売っています。据え付けの篭に入れて購入するスタイルです。

 

サービスエリアで何となく眺めていましたが、この小さな包装のがよく売れています。大人数の職場へのお土産なら、紙函入りがよいのですが、家族や親戚、友人などへの手土産では饅頭10個・20個は多すぎます。

そこで5個入りが人気なのですが、見ていると多くの方が5個入りを複数購入されています。結局、10個・20個買っているわけです。

他の種類の菓子の5個入りと混ぜて購入する人もいますが、同じ菓子の5個入りを2袋・3袋と買う人も多いです。

 

包装の仕方とか荷姿とかで、売れ行きが変わるものです。包装資材の原価でも、紙函に入れて包装紙でくるむより、紙袋に入れてテープで留めるほうが安そうです。ましてや、バラ売りなら包装原価もありません。

 

ばらして売ったほうが、たくさん売れるということは、他の商品でもありそうです。

 

最近では、東京のタクシー初乗り運賃が2㎞まで730円から、1.05㎞まで410円に改定されました。これで、結構儲かっているようです。以前でしたら、タクシーに乗って1㎞の距離を移動するなんて考えもしませんでした。しかし、今では高齢の方や具合の悪い方などの利用など需要が増しているようです。また、410円ならと残業したときに毎回職場から駅まで利用する若者や女性が出てきました。

 

いろいろ考えてみると、あなたのビジネスにもアイディアが湧くかも知れませんね。