プロ野球。お金を掛けたチームがたくさん勝つのか?

昨年セ・リーグを制覇した我らがカープが開幕ダッシュに成功しています。

 

30億円の大型補強をしたと言われるジャイアンツに3連勝して、甲子園に乗り込んでのタイガース戦です。初戦を落としましたが、今日は2年目の岡田投手が完投しての快勝です。早くも11勝2敗の貯金9となって、2位タイガースに3.5ゲーム差です。ちなみに、2敗はいずれもタイガース戦で投手もメッセンジャーです。

 

ところで、カープはしぶちん球団として有名です。そのカープがお金を掛けずに金持ち球団のジャイアンツやタイガースに勝っていくことにファンは溜飲を下げるのです。今年の各球団の年俸総額をみると(ネット上の数字は推定でいろいろあります)、ジャイアンツが48億3千万円、タイガースが30億2千万円に対して、カープは23億2千万円となっています。ジャイアンツの半分以下です。

今年の好調も新人や若手投手の活躍によるものが大きいですから、コストパフォーマンスはいいですね。

 

年俸と勝ち星
年俸と勝ち星

それでは年俸総額と勝ち星に相関が無いのかというと、そんなことはありません。

過去5年間の年俸総額とレギュラーシーズンの勝利数をグラフにしてみました。ジャンアンツとホークスが年俸総額が高いのですが、勝利数も多いですよね。相関係数は0.6321ですから、統計的には十分な相関があります。

 

勝利数だけでなく、この5年間にジャイアンツは3回リーグ優勝(日本一1回)していて、ホークスも2回の日本一になっています。

少し長い目で見れば、コストを掛ければそれに見合った成果が得られるということなのでしょうね。まぁ、そう簡単に行かないのがスポーツに限らず人生の面白さなんです。