今年の診断士試験の日程が発表されました。1次試験は8月5日(土)・6日(日)です。
昨年の1次試験は近年では問題が難しくて、合格率が低かったという評判ですが、さて今年は?
☞ 平成29年度中小企業診断士試験の案内(中小企業診断協会)
中小企業診断士の1次試験は2日間で7科目がマークシート方式でおこなわれます。
1日目
A 経済学・経済政策
B 財務・会計
C 企業経営理論
D 運営管理( オペレーション・マネジメント )
2日目
E 経営法務
F 経営情報システム
G 中小企業経営・中小企業政策
合格基準は、合計60点以上で各科目40点未満が無いことです。
科目合格という制度があって、60点以上を取った科目は科目合格として2年間有効です。
例えば、1年目にA~Dの4科目だけ勉強して受験しA~Cが合格だったとすれば、翌年はD~Gを受験して全部通れば試験合格となります。その場合はD~G全てが60点以上が必要です。
さて、昨年の1次試験の合格率は17.7%で平成23年度(私が受けたとき)以来5年ぶりに20%を下回りました。とくに、経営法務と経営情報システムに難問が多かったという評判です。そこで、下にちょっとまとめてみました。
簡単に言えば、試験全体の難易度はあまり変わらず一定なのですが、科目毎の難易度は年によってかなり変わります。青色でマークしたのが科目合格率25%以上、オレンジ色が10%未満です。例えば、平成25年度の経営情報システムの合格率は50%を超えていますが、経済学はなんと2%です。難しいと言われた昨年の試験でも、経営理論などは近年では最も易しかったようです。
要するに、科目合格を積み重ねて3年計画で1次試験突破を目指すのは運不運がありそうです。できれば、全科目を一気に受験するほうがよいかも知れません。
<あくまでも、個人の感想です。>