博多運河城は開業21年目、爆買いは終わった

福岡にはよく行きますが、キャナルシティ博多に立ち寄ったのは初めてです。

 

資料映像
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皆さん、よくご存知と思いますが、博多駅近くにある巨大な商業複合施設です。

ウィキペディアによると、旧カネボウの工場跡地にダイエーをキーテナントとして計画され、建設されたということです。

開業は1996年(平成8年)で、今年は21年目に当たります。

 

訪問した印象ですが、やはり外国人(韓国の方、中国の方が大半)のお客さんが多いです。平日ということもあって、日本人のお客さんが少ないので、印象としては2~3割は外国人観光客のように感じました。(特にレストラン街などは・・)

 

施設の印象は、アジアの主要都市にあるショッピングモールの原型がここにある。という感じです。中国や韓国だけでなく、東南アジアの主要都市には、それぞれ巨大なショッピングモールがあります。中心に運河を模したモールも数多くあります。そのモデルはキャナルシティなのかも知れません。

 

さすがに20年以上経過して、施設に古さを感じますが、内装は適度にリニューアルされています。日本以外のアジアのショッピングモールにいるのとあまり変わりません。

商品陳列は外国人観光客を意識したものになっています。「made in Japan 100%!」を全面にアピールしたものが目立ちます。和風な小物や日本テイストの商品を販売する店舗などが散見します。

 

博多港に多数の大型クルーズ船が訪れて、爆買いがブームになった2015年の夏は月商が40億円を超えていたそうです。年間の売上高が約370億円という繁盛ぶりだったとか。

昨年2016年は若干落ち着きを取り戻し、年間売上高320億円台のようです。

 

今日の店内もお客さんで溢れているという感じではなかったので、まずまず落ち着いた状況になりそうです。

大型店舗の入り口あたりに、一つ5000円の大型スーツケースが山積みされているのですが、誰も寄り付いていません。「兵(つわもの)どもが夢の跡」って感じがします。