おきうとは博多から関門だけで食べられていた

学生時代から「おきうと」を食べることがありました。まさか、博多から関門地区に限定された食品だったとは・・・!?

 

テレビの「秘密のケンミンショー」で、その地域でしか食べられていない食材の紹介をすることがあります。その地域の人は、日常的に食べているので、当たり前に全国でも食べられているものだと信じているので驚くという趣向です。

 

今日、「おきうと」は博多から関門地区くらいでしか食べられていないと聞いて、びっくりです。博多のソウルフードと言われるもので、とてもローカルなものでした。そう言えば、最近になっては見たこともありません。定番は日本酒のうまい居酒屋のお通しなどで、酢味噌かなんか載せてでてくるイメージです。

 

そうそう「おきうと」の説明をします。まぁ、緑色した「ところてん」と思えば、ほぼ正解です。ところてんはテングサという海藻からつくられ、おきうとはエゴノリという海藻から作られるそうです。ところてんは麺のようにして食べますが、おきうとはうすくスライスした板状で食べます。ところてんより少し柔らかい感じです。

海藻ですし、成分の大半は水ですから、カロリーはほぼゼロです。ミネラル成分は豊富なので健康食品としても優秀だと思います。

 

さて、山口県民しか食べたことのない食材は?と考えてみますと、ハナッコリーが思い浮かびます。ブロッコリーと何かを掛け合わせたもので山口県でしか栽培されていないと思います。意外においしくて。結構人気があります。

ういろうは名古屋が有名ですが、山口でも名物です。喧嘩を売るわけではありませんが、味は名古屋より数段も山口が上です。山口のういろうは、まろやかで甘くて(山口県民は日本でも有数の甘党です)しっとりと上品な軽やかさがあります。

 

ということで、「おいでませ山口へ」 「おいでませ関門へ」