月の満ち欠けと地球外生命の存在

2日遅れですが、アメリカやイギリスでも秋分の日は日本と同じだと知っていますか?

 

秋分の日・春分の日は昼と夜の長さが同じで、夏至は昼が一番長く、冬至は夜が一番長いわけです。これは、秋分の日や春分の日には、地球の自転軸が太陽に対して垂直になるからです。つまり、秋分の日には、地球上どこにいても昼と夜の長さは同じです。

 

夏至と冬至も同じ理屈で、地球の自転軸が太陽に対して最も大きく傾いている日です。

 

日本が夏至で昼が最も長いなら、アメリカやイギリスでも夏至ですね。もちろん、オーストラリアやアルゼンチンなどの南半球では、この日が昼が最も短い冬至になります。

 

 

地球の自転とか自転軸の傾きというのは、日頃意識することが少ないのですが、身近な現象として生活に影響しています。

 

潮の満ち引きによって、普通は一日に2回、満潮と干潮があることは誰でも知っています。また、これが月の引力による現象だということもたいていはご存知です。但し、何故、1日に2回の干満になるかは、少し判り難いです。

 

今居る場所が月の方を向いたとき、つまり北半球の日本では月が真南に来た時に、月の引力が最も大きくなって、海水が引き上げられて満潮になります。(実際は、海水の移動が瞬時におこるわけではないので、少し遅れます。)

 

面白いのは、同時に日本の地球の反対側でも満潮になります。こちらは、月の引力が最も小さいので海水が置いてきぼりにされて満潮になります。

もちろん、この逆も同じですから、月の引力が大きくなったときと小さくなったときの2回満潮になります。その鉛直方向にあるときの2回が干潮です。

 

ついでですが、満月や新月のときには大潮といって、満潮や干潮の程度が大きくなります。これは、潮の満ち引きには、実は月だけでなくて太陽も関係しているからです。月よりもずっと遠くにある太陽ですが、月よりもずっと重いので、だいたい月の半分くらいの力で潮の満ち引きに関係しています。

満月や新月のときは、月と地球の延長線上に太陽があるということですから、月の引力と太陽の引力が両方かかります。このために、満潮や干潮の大きさが大きくなります。

 

何故、突然こんなことを書いたかというと・・

今日のニュースで「米航空宇宙局(NASA)は、木星の月(衛星)「エウロパ」に関して、26日に「驚くべき」発表を行うと明らかにした」というのがあったからです。

 

どうやら、NASAがエウロバに生命の存在を裏付ける確証を得たのではないか?というのが巷(ネット上)の噂です。エウロパには、氷で覆われた表面の下に液体の海があると言われています。

 

ところが、エウロバの表面温度は平均で103K(ケルビン)=マイナス170℃だそうです。最高温度でも、マイナス150℃という極寒の星です。

そこに液体の海があるというのは、とても不思議ですよね。当然、固体(凍っている)になっているはずです。

なんでかな?と考えて、ウィキペディアを検索したら、エウロバには「強い潮汐力」という記述がありました。

 

エウロバは木星の二番目の月です。

木星は地球の320倍も重たい惑星ですから、その強い引力の影響を受けます。

更に、木星にはたくさんの月があり(今、見つかっているだけで67個)、その月同士の引力も働きます。エウロバの重さは地球の月の60%くらいですが、内側には月より重いイオがあり、外側には太陽系最大の衛星ガニメデがあります。

 

つまり、エウロバの海は、これらの星たちの引力で翻弄されて、激しく動いているということのようです。このため、非常に低い温度でも凍ることなく液体の状態を保っているようです。

さて、この液体の海が生命を育んでいるという証拠が見つかったのでしょうか?

 

日本時間で9月27日(火)午前3時からおこなうと予告されているNASAの重大記者会見の内容が気になります。


【追記:9月27日】

米航空宇宙局(NASA)は日本時間27日、木星の衛星エウロパ表面の氷から水とみられる液体が柱のように高く噴出していることをハッブル宇宙望遠鏡が観測した、と発表した。

液体の水環境は生物存在の可能性を示し、NASAは今後も探査や観測を続ける予定で、今回の成果も太陽系での生物探しの手掛かりになると期待される。