PCB(ポリ塩化ビフェニル)が残っていませんか??

 PCBが入った機器を使用しているなんてことはありませんか?今一度、調べてください。

 

 PCBはPoly Chlorinated Biphenyl(ポリ塩化ビフェニル)の略称です。

 水に溶けず、蒸発もせず、分解もせず、燃えもせず、電気も通さないという、たいへん安定な性質の液体です。電気機器の絶縁油、熱交換器の熱媒体など様々な用途で利用されました。

 

 ところが、PCBは脂肪に溶けやすくて、安定な物質ですから摂取を続けると体内に徐々に蓄積していきます。大問題になったのが、昭和43年のカネミ油症事件です。

 食用油にPCBが混入した食中毒事件で、患者数は約1万3千名に上ったと言われています。そして、恐ろしいのはカネミ油症の患者は今も中毒症状に苦しみ続けているのです。

  

 今はPCBは製造されていません。日本国内に残っているPCBは、国が設立したJESCOという処理機関で処分を行っています。

 PCBは国際的な約束があって、2028年までに日本国内の全ての処分を完了する必要があります。時間があるとのんびり構えている時間はありません。処理する能力は決して余裕がありませんし、処理能力を上げるとか、新しい処理施設を建設することはできません。

 

 皆さんの近くに、PCBが残っていないか、今一度確認をしてください。

 中小企業者にはいろいろな補助や助成があります。山口県では分析費用も半額で済みます。

 何かあれば、気軽に相談ください。

 

 ※ ブログにも、いろいろな機能があるので使ってみました。