フィジーがリオ･オリンピックの7人制ラグビーで初めてのメダルを獲得しました。
フィジーはオーストラリア大陸の東側、メラネシアに属する島国です。
人口はおよそ90万人。人の住んでいる島が３００くらいあって、面積を全て足すと、四国とほぼ同じになります。
主要産業はサトウキビの生産と製糖業ですが、南太平洋の自然と文化が観光産業を大きく支えています。
フィジーは夏のオリンピックに過去13回参加しましたが、獲得したメダルはゼロでした。
ロンドンまでのオリンピック夏季大会に参加したことがあって、メダル獲得がない国や地域は76ありました。
フィジーより参加回数が多くて、メダル獲得がない国は、19回参加のモナコ・16回参加のミャンマー・15回のマルタの３か国でした。
モナコは世界で二番目に小さい国で人口は3万人台です。マルタも地中海に浮かぶ島国で人口40万人余りの小国です。オリンピック精神通りに「参加することに意義」があります。
一方で、ミャンマーは人口5500万人。昨年（2015年）には民主化を果たして、これから東南アジアの主要国として発展が期待されます。日本とミャンマーの間の協力関係も強固になっていくと思います。
山口県でもミャンマーとの経済交流は盛んになってきており、技能実習生の受入れもはじまりました。スポーツの面でも交流を深めて、ミャンマー初のメダルに日本からの協力が貢献できるようになればいいなぁと思います。
ところで、問題です。
「オリンピック冬季大会でメダルを獲得したことがあるが、夏季大会では獲得していない国が一つだけあります。どこでしょうか？」 ※
ロンドンまでの近代オリンピック夏季大会でのメダル獲得ランキングは・・
1位 アメリカ 金 974 銀 757 銅 668 合計 2399
１３位 日本 130 126 142 398
なんですが、２位はソビエト連邦・９位は東ドイツ。今は消滅した国です。
※ 答えは リヒンテンシュタインです。冬季大会では、アルペンスキーで９個のメダルを
獲得していますが、夏季大会はありません。
リオ大会には、競泳に２人・テニスに１人の計３人の選手が出場しています。