祝!黒田博樹200勝と広島カープの経営診断

 今晩、マツダスタジアムで黒田博樹投手が日米通算200勝を達成しました!

 

 広島カープの黒田投手が阪神戦に先発して、7回を無失点に抑えました。味方の援護も活発で、カープが7-0で阪神を降しました。

 黒田投手は今季7勝目。通算で日本で121勝・メジャーで79勝となり、日米通算200勝を達成しました。これは、野茂秀雄(日米通算201勝=日本78勝+メジャー123勝)に次いで、2人目の快挙です。

 

 広島ファンとしては、200勝手前で2試合足踏みしていたので、今日は本当に喜んでいます。この2試合は、黒田投手の調子が悪かったのではなく、打線が緊張したのか点を取れませんでした。今日は、初回にルナの3ランが出て一気呵成に試合が進みました。

 これで、四半世紀ぶりの優勝に向けても弾みがつくことでしょう。

 

 ところで、広島カープと言えば親会社を持たない「市民球団」で貧乏でお金が無いなか、必死に頑張っているというイメージがあります。現在の日本プロ野球界の最高年俸は黒田投手の6億円ですが、これも財布をひっくり返して捻出しているような印象があります。

 おらが街のチームとして、地元愛を一身に浴びています。

 

 しかし、広島カープは樽募金で資金を集めた翌年には既に黒字化を達成しています。その後も堅実経営を続けていて、基本的に赤字を出さない経営をしています。

 その結果、広島カープのバランスシートは次のようになっています。

 

 一番左は5年前(平成23年12月期)、真ん中が2年前で、右が直近期の昨年です。

 売上高はそれぞれ、106億円・129億円・148億円です。

 当期純利益はそれぞれ、2.6億円・5.7億円・7.6億円です。

 

 こんなピカピカの決算書を目にすることは、あまりないですね。神々しすぎて、目がつぶれそうです(笑)。広島カープは、決して貧乏球団なんかではなく、ゴーイング・コンサーン(永遠に継続する企業)ですよ。

 今年の優勝でさらに財務状況はよくなると思われます。中小企業診断士としては、将来に向けての積極的な投資をおこなうタイミングと判断しますね。

 

 今年、ホークスが50億円を掛けて筑後市に2軍専用球場と練習場を建設しました。

 真似するわけではないのですが、カープの2軍が使用する山口県の由宇球場の整備をしてもらえないでしょうか?昨年、電光掲示板には改修したものの、老朽化も激しく、みすぼらしい施設です。それでも、ウエスタンリーグの試合では、駐車場はいつも満杯です。遠くにクルマを止めては、皆さん結構な距離を歩いて観戦に集まります。

 

 松田オーナー様。若鯉の育成と、地域振興に期待しています。よろしくお願いします。

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