まさかの長時間停電 ・・ ヘビのせいだって

昨日の日曜日、夜の8時半から10時半くらいまで2時間余りの停電。珍しいことですが・・

 

お風呂に入っていると、突然照明が消えました。一応、窓はあるのですが、差し掛けに面した小さいものなので、結構真っ暗です。

とりあえず、お風呂から上がってご近所の様子を伺ってみても、真っ暗です。ちょっと偵察に行こうと、近所の方と大通りに出てみると信号も消えていますし、かなり広範囲に停電しています。コンビニはオレンジ色の非常灯で営業中です。

結局、2時間余り停電が続いて、突然復旧しました。

 

こういう長時間の停電には、25年前の19号台風以来遭遇していません。それにしても、停電くらいでは何も騒ぎにはならないものですね。信号が消えた交差点でも警察が来るわけでもなく、何かの伝達があるわけでもありません。平静そのものです。復電する際にも、何の注意もありません。(工場で停電があると、復電させるときは慎重におこないます。)

中国電力のHPによると、原因はヘビの設備への接触で、停電戸数は2700戸だったそうです。

 

さて、停電は珍しいので調べてみました。

2014年度の実績で、日本の1軒当たりの停電回数は0.16回・停電時間は20分です。(電事連HP) 乱暴に平均すると、6年余りに1回のペースで2時間余りの停電があるってことです。なるほど・・

 

ちなみに、停電時間20分/年・軒というのは国際的にはかなり優秀な成績です。日本の停電時間は、ドイツやアメリカ東部などと並んで、世界で最も短くなっています。

停電時間は天災によって大きく振れます。大きな災害がなかった年の日本の停電率は10~20分ですが、2010年度(2011年3月末まで)は514分・2011年度は79分でした。これは東日本大震災の影響です。次に長いのが、1991年度の169分。これは、先述の19号台風の影響です。

 

停電の原因としては、風水害や雷や雪といった自然災害によるものが約半分です。設備トラブルと今回のような鳥獣やヘビの侵入が合わせて35%。残り15%がその他となっています。

 

復電した後には、あちこち狂ってしまった機器類の設定をし直したりして面倒でした。電気のありがたさが身に染みたところです。

電気設備について、よくはわからないのですが、設備へのヘビの侵入は回避できる事故のように思います。中国電力の皆様、改善策の検討実施にどうぞ頑張ってください。