山口県にスーパーセンターを建てる?!

 フランスの経済学者ルネ・ユーリックは、「小さな町には大きな店を、大きな町には小さな店を」と言いました。

 

 山口県の市町のように、小さな町では消費者の数が少ないので、大きな店が二つあっても生き残れません。先に十分に大きな店を建ててしまえば、後から参入する競争相手が出てこないことになります。大きな店を建てるとよいということになります。

 

 逆に東京のような大きな町では、どんなに大きな店をつくっても、となりのもっといい店ができたら、お客をとられてしまいます。それよりは、消費者の細かいニーズに合うような小さな店をつくったほうがよいということになります。

 

 全産業を通じても世界最大の企業と言える、ウォルマートは田舎の町に巨大な店を次々につくって成長しています。この店のことを、スーパーセンターと名付けています。

 

 スーパーセンターは、売り場面積1~2万㎡に、衣食住フルラインで10万品目、ワンフロア・集中レジ・広大な駐車場というのが基本スタイルです。

 山口県には、売り場面積1万㎡を超える小売店は複数ありますが、ワンフロアでも集中レジでもありません。基本スタイルは、1・2階が店舗で3階・屋上に駐車場、核テナントが三分の1を占めて、残りをテナントが入るというスタイルです。

 新規参入者にやる気を出させないほどの圧倒的な規模ではないように思います。

 

 どうでしょうか?ホンマもののスーパーセンターを山口県に建ててみては・・?

 土地は激安ですし、道路網は整備されています。世帯当たりの可処分所得も高いですし、外食・中食比率も高いので、お奨めの立地かも知れません。

 

 ユーリックの言葉をイオンの岡田卓也名誉会長は「大きな町にはセブン-イレブン、小さな町にはウォルマート」と言い換えたそうです。わかりやすいです。

 

 尚、この戦略は小売業だけに当てはまるのではありません。製造業でも他の業種でも同じように使えます。中小企業の場合は「大きな町には小さな店を」戦略が有効になるのですが、これについては後日書きます。