もし、あなたが突然に業績の悪化した組織のトップになったなら・・・・鉄則があります。
一昨日のT社のM社長兼会長の記者会見。ちょっと見ましたので、改めて考えてみます。
業績が悪化した組織のトップに(図らずも・突然に)なったときの鉄則。
鉄則1:前任者が出していた命令を全て撤回する。重要なのは「全て」を一旦、無しにすることです。必要な命令は、改めて出せばよい。
とにかく、これからの命令は全て新しいトップの責任。逃げ道はない。
鉄則2:各部門がやっている仕事は一切変えない。
既存の実働部隊がやっている仕事には一切の手を入れない。そこに大きな問題はない。
現場にも逃げ道を与えない。+ お客様や協力者を裏切らない。
鉄則3:№2を更迭して交替させる。
経営トップの首をすげ替えるだけではなく、実務のトップを変えなければならない。
能吏だから残すなど甘いことを言ってはダメで、ここがポイント。
鉄則4:自分のチームを寄せ集めでつくる。
実働部隊のトップ以外(二番手・三番手の人)を寄せ集めて、自分のチームをつくる。
フットワークがよくて、自由に動ける小さなチームが必要。権限は無用だ。
鉄則5:目標をはっきり打ち出す。
単純明快な目標をはっきり打ち出さないといけない。反省と撤退では組織は持たない。
極論すれば目標は何でも構わない。進むところがあることを示すべし。
といったところです。