暑い日にできる事務所の省エネ

山口県は不順な天候が続いてあまり暑い夏ではありませんが、今日はよく晴れました。

 

気温は30℃くらいですから、35℃超えの北関東や東海地区と比べるとまだまだマイルドです。それでも、エアコンの効いた部屋に入るとほっとします。

 

一方で、部屋の中で冷房の効きすぎで寒くて辛い思いをしたことがある人も多いと思います。ある会社をお邪魔したら、天吊りエアコンの吹き出し口の向きを箒の柄で変えている人を見ました。

 

そこで、暑い日にやってみたい事務所の簡単な省エネ実験です。(お昼休みが最適です)

 

まず、温度計を複数台準備します。広い事務所だったら10個くらい、狭い事務所なら3個です。温度計は100円+消費税のシンプルなもので構いません。

一つの温度計はその部屋で標準的な場所に置きます。残りの温度計を寒そうなところ・暑そうなところに置きます。人の動きが無くなったところで、それぞれの温度を測定して記録します。

温度に差があると思いますので、その差を減らす活動に取り組みます。

 

一般的に効果があるのは、直射日光が入る窓に断熱フィルムを貼ったりや断熱カーテンを引くことや、サーキュレーターで風を循環させること、キャビネットやパーテーションなど仕切りになっている家具の位置を変えるといったことです。大きなお金を掛けなくてもできることはあります。

 

事務所では自分の席から動くことが少ないので、寒くて辛い人も、暑くて困っていた人もいるかも知れません。みんなでデータをみて、考えることで事務所の雰囲気もよくなります。

事務所のなかの温度差が小さくなったら、エアコンの設定温度を調整してください。1℃設定温度を上げると10%の電力が削減されます。