コラボレーション店舗のすすめ

小規模な飲食業や小品の小売業で創業したいと思っている方に提案です。

 

創業しても失敗する確率はかなり高い=失敗する人が多い=です。

失敗するとお金と時間が失われます。さらに、キャリアやプライドも犠牲になります。

創業に際して、最も重要なのは何を仕事にするかを決めることです。当たり前ではないか?と思われるでしょうが、完全に逆風が吹いている業界や、逆に既存の大手があって全く無風の業界に船を出しても成功はおぼつかないものです。穏やかな流れがある仕事が見つかってから、初めて出航の決断をするほうが好ましいと思います。 

 

さて、もし創業する業界を小規模な飲食か小売業と決めている場合は、「コラボレーション店舗(コラボ店舗)」での起業を考えてはいかがでしょうか?

コラボ店舗とは、異なる業種の店舗や施設内に出店した店舗のことです。最も大規模で有名なのは。新宿にある「ビックロ」です。ビッグカメラとユニクロのコラボ店舗です。

ここまで大規模でなくても、コラボ店舗は非常にたくさんあり、どんどん増えています。

 

大抵のオフィスビルにはスタバやタリーズがあります。コンビニであれば、オフィスビルはもちろん、病院・学校・銀行・基地・・・などどこにでもあります。

大型書店のなかに喫茶店、カラオケ屋のなかに居酒屋、変わったところでは高級テーラーのなかに高級文房具店、スポーツ施設のなかに薬局、保育園のなかに美容室、などいろいろあります。そうそう、老人ホームと保育園、サンドイッチ屋のなかの野菜工場なんかもありました。自由な発想で組み合わせは無限ですね。

 

コラボ店舗をすすめる理由は、操業して失敗する典型的なパターンは相談相手がいなくてアイディアが枯れてしまうことです。創業者は、一様に独立心が強くて、主導権を握りたいわけです。最初はご祝儀で友達や親類が贔屓にしてくれたとしても、そうは長く続きません。閑古鳥が鳴きはじめてから知恵を絞っても、一人ではなかなか出てきません。

 

そこで、シナジーが期待できる異業種のかたと組んだり、既存の施設に企画を持ち込んだりしてコラボ店舗を開店することを検討してはどうでしょうか? 資金面での負担を下げたり、信用を補完するといった面も期待できます。

 

それぞれの店舗には特徴が無くて差別化できなくても、掛け算で大きな価値が生まれるかも知れません。今まで、誰も考えなかったような素敵なコラボが思いつけばいいのですが・・。