日中韓環境大臣会合(TEMM17)が終わりました

3年ぶりに中国の環境大臣が出席しましたが、あまり成果は出なかったようです。

 

さすがに今回は日本からも積極的な働きかけができて、少しは進展があるかと期待していたのですが、発表を見る限りはそれほどの進展はなかったようです。

今年はTEMMのwebサイトの更新もなく(担当している韓国環境部の問題なのかな?)、環境省も情報提供をほとんどしなくて、報道も少なく(安倍首相訪米に割かれた?)、会合そのものがなかったような印象です。

 

日中韓は隣接していますので、共通の環境問題を抱えています。少しきつく言うと、地球の自転の関係や、環境に対する姿勢の差異で、日本は中国韓国から環境汚染の被害やリスクを受ける位置にあります。

 

九州・山口では、毎朝のニュースでPM2.5の予報が伝えられます。外出に注意を呼び掛ける日もたくさんあります。この地域では、PM2.5の7割が中国から、1割が韓国からの越境大気汚染です。

砂漠化に伴う黄砂被害の拡大もあり、大気汚染物質の拡散については何らかの活動を早期に実施しなければ、顕著な被害が出てきそうです。海洋ゴミによる汚染などもますます酷くなっていますから、こちらも何らかの対策が必要です。

 

日本主導でも、二か国共同ででもよいから、具体的な実行が望まれます。せめて、前向きなアクションプランだけでも欲しいと思います。今回の会合結果は、「本行動計画の実行に必要な資源は三か国が各国の固有事情を考慮し、共同で負担する。」ということで、実行には遠そうです。

 

いろいろな背景はあるのでしょうが、環境汚染で被害を受けるのは乳幼児や老人などの弱者になります。三か国関係が改善されて、日本で開催される来年のTEMM18で、積極的な行動がされることに期待したいと思います。