今日、東京で桜の開花宣言

平年より3日、昨年より2日早い開花だそうです。

 

平年とは30年間の平均値で10年ごとに更新されます。

今は、1981年~2010年の30年間の平均値を使います。(2021年以降は1991年~2020年の30年間の平均値に変更になります。)

 

平年より3日早いというのは、1981年~2010年の平均が3月26日ということです。ところで1971年~2000年の平均は3月28日でした。現時点で、1991年~2015年(今年)までの平均は3月25日です。

 

桜の開花日は少しづつ早くなっているわけです。この傾向は東京に限らず全国どこでも変わらず、桜の開花日は最近の50年間で5日ほど早まっています。これは、温暖化が進んでいることを一つの指標で、50年間で桜が入学式の定番から卒業式の背景になってきたわけです。

 

お花見で心が浮き立つのではありますが、ちょっと心配になります。このまま、どんどん早まってもよいと思う人はいないと思います。温暖化を防ぐ対策は遅滞なく実行しなければなりません。

 

COP3京都議定書に代わる、新しい温暖化対策の合意は来年のCOP21パリ会議で決まります。各国は今月(2015年3月)末までに、2020年以降の約束草案を提出することを求められています。

東日本震災を受けて、COP3の第二約束期間(2013年~)に参加しなかった日本が、どのような約束をするのかは、世界が注目しています。