報連相は双方向コミュニケーション

 報連相は上司のリーダーシップがあって、はじめて成り立ちます。


 報連相では、上司が常に何のわだかまりも持たず平静な気持ちで部下の報告を聞くのが最も重要なことです。

 

 悪い報告ほど早めに、というのは報連相の鉄則です。しかし、悪い報告を聴くのが嫌だと露骨に表情に出る上司であれば、部下は顔色をうかがい、上司の機嫌を損なわないような報告しかしなくなります。報告のTPOや枝葉末節にこだわる上司も困ったものです。悪い報告は早めに、と言いながら電話で一報を入れると、そんな重要な話は文書で持ってこいと言う。文書で持っていくと、誤字を指摘して皮肉を言う。管理職(特に実務から離れた上級幹部)は、大なり小なりこういう傾向を持っていくものです。気をつけておきましょう。


 さて、上司は部下を選べても、部下は上司を選べません。もし、上司がこうだったら、部下はどうしたらよいでしょうか?それには、二つのことを忘れないことです。

 

 一つは部下は「上司のために仕事をする」という会社の大原則です。組織図というが会社にはあります。これは究極の事前命令です。「上司のために仕事をすること」=(イコール)「会社のために仕事をすること」なのです。どんなに嫌なことであっても、上司のためにする報連相は積極的におこなうという心構えが必要です。

 報連相は職場におけるコミュニケーションの重要さを説いています。部下としても、よい人間関係を築いておくことに気配りをしましょう。~たまには、上司の誘いにも乗ってあげて居酒屋で愚痴のひとつも聞いてあげてください。~

 

 もう一つは、「報連相は上司にだけするものではない」と言うことを思い出すことです。

 悪い報告を急ぎするような事態では、あなた自身も考えて実行することがあるはずです。あなたを援けてくれる同僚や、もしかしたらあなたの部下がいると思います。また、関連する部署や社外の協力業者などもあるでしょう。そういう人たちにも積極的な報連相をすることです。

 報連相は1対1ではなく上下・左右・前後の有機的なネットワークで行われるものです。こうした結びつきによって、会社がよい考えでよい仕事を続けていくことができます。そして、強くなり発展していくのです。