山口県は一人当たりエネルギー消費量が全国一位

 山口県には三つのコンビナートがあります。

 JX日鉱日石と三井化学を中心とした岩国大竹コンビナート(大竹は広島県)、出光興産とトクヤマ、東ソーを中心とした周南コンビナート、宇部興産を中心とする宇部小野田コンビナートです。

 化学・石油石炭・鉄鋼という分野で、重要な位置付けにあります。あまり目立ちませんが医薬原体の製造は全国2位です。

 

 このように、山口県の経済は基礎素材型製造業の占める割合が高くなっています。第二次産業の割合が33%(全国平均23%)、内基礎素材型の割合が69%(全国平均38%)です。

 この結果、1事業所当りでも、従業員1人当たりでも製造品出荷額は全国1位となっていて、大工場が多いことが判ります。更に、一人当たりのエネルギー消費量や二酸化炭素排出量も全国1位です。


 もちろん山口県民がエネルギー多消費で地球温暖化の原因ではないのですが、そのことで生活が成り立っているのも事実です。省エネルギーへの意識を高めていく動機にはなります。